利根町におけるeスポーツベースの在り方


― 「流行」ではなく、「健康」と「交流」をつなぐ町の資産へ ―

令和7年6月、利根町健康増進等複合施設の2階に「eスポーツベース」がオープンしました。

高性能なゲーミングパソコン7台を備え、町民が無料(無料期間は令和8年3月31日まで。4月1日から有料)で体験できる新しい試みです。

当初は「高齢者の健康増進」「若者との世代間交流」「デジタル教育の推進」を掲げて始まりました。

(あくまで噂話ですが、職員の中にeスポーツゲームをやっている、チームを作っているという人たちがいて、「eスポーツが町おこしになる」といった提案があったとかなかったとか・・・)

しかし実際の運用では、シューティングゲームなど年齢制限(15歳以上2タイトル、16歳以上、17歳以上がそれぞれ1タイトルずつ)のあるタイトルが多く、利用者はごく僅か。実際にeスポーツベースを利用されたご高齢の方に話を聞いてみると、「わけがわからない」「せっかくどんなものかやってみたかったのに、やれなかった」「遊ぶ以前の問題。お手上げ。」というご意見をいただきました。

年代問わず、eスポーツベースが注目施設だったことは間違いありません。


― 遊べるタイトルは年齢制限ありが多数 ―

・TPS(サードパーソンシューティング) 15歳以上

※キャラクターの背後から、三人称視点でプレー

・FPS(ファーストパーソンシューティング) 15歳以上 

・FPS(ファーストパーソンシューティング) 16歳以上 

・FPS(ファーストパーソンシューティング) 17歳以上 

※一人称(主人公)視点で、手元が画面に映る状態でプレー

・バトルロイヤル 全年齢

・バトルアリーナ 全年齢

・対戦カー(車)アクション 全年齢 


気になる利用者数、そして予算は・・・

オープン後4か月間の利用者数は、

6月33人

7月6人

8月48人

9月3人

でした。


8月は「太鼓の達人」大会を開催したため一時的に増えましたが、

それでも夏休み期間中で54人と、決して多いとは言えません。

約280万円の整備費を投じた公共施設としては、利用実績が伸び悩んでいるのが現状です。

これは本当に「町民のための投資」だったのか、オープンから4か月で利用者はわずか90人。


一方で、このeスポーツベースには決して少額ではない税金が使われています。

eスポーツ関連備品:55,894円

eスポーツゲーミング機器一式:2,739,000円

合計 約280万円(令和6年度決算)の税金が投入されています。


単純計算すると、**1人あたり約3万円をかけて“ゲームを体験しただけ”**という結果です。

(令和7年10月1日現在、常住人口は15,026人のうちの90人が利用)

この現状を見て、「町民の福祉向上につながった」と胸を張れるでしょうか。

高齢化率44.5%の町で、なぜ高齢者が簡単には利用できないものを導入したのか。

暴力性の高いゲーム(15歳以上、16歳以上、17歳以上)が多くても、それを保護者の同意のもと小学生が祖父母に教えて、一緒に楽しく遊べるだろうと思っていたのでしょうか。

なぜ目的や利用層の検証もないまま整備に踏み切ったのか。

このままでは、**“流行に乗ってみただけの事業”**と受け止められても仕方がありません。


行政の仕事は「やってみること」ではなく、

「目的を明確にし、成果を検証し、説明責任を果たすこと」です。

現状のままでは、町民の税金を“使っただけ”の事業に終わってしまいます。


― 町民の理解を得られる支出であったか検証すべき ―

令和6年度の利根町一般会計歳入歳出決算では、

eスポーツ関連備品 55,894円

eスポーツゲーミング機器一式 273万9千円

の支出でした。


投資を無駄にしないための第一歩

投資額は決して小さくありません。

しかし、設備そのものは高性能であり、再活用の余地は十分にあります。

重要なのは、「誰のための施設か」を定義し直すことです。


高齢者の脳トレ・認知症予防の拠点として

放課後の子どもと地域の大人が交わる交流の場として

学校・福祉施設・図書館などと連携したICT学習の拠点として

そうした方向へ再設計すれば、eスポーツベースは「無駄遣い」から「資産」へと変わります。

問題は、その転換を真剣に行う意思が行政にあるかどうかです。

“やって終わり”ではなく、“続けて価値を生む”仕組みを今こそ作るべきです。


みね山が指摘する問題点

・目的が曖昧

・ターゲット層が不透明

・多世代交流の方法がない

・暴力性の高いゲームが多い(年齢制限のあるゲームが多い)

・PC操作が不慣れな人に優しくない

・英語表記によるアカウント作成で行き詰まる

・現状では「高齢者の健康増進」は実現できない

・専門的な説明窓口が存在しない

これらの課題を放置したままでは、町民の信頼を損ない、

税金を使った事業の正当性が問われ続けることになります。


これらを踏まえて、今後のeスポーツベースの在り方について、下記に思いを書いてみました。これからの利根町に求められるeスポーツベースとは・・・


① 「誰もができる」から「誰のためにあるか」へ 

eスポーツは、年齢や障がいの有無を問わず楽しめる新しいスポーツです。だからこそ、町が整備する公共施設としてのeスポーツベースは、“誰でも使える”だけでなく、“誰のためにあるのか”を明確にする必要があります。今後は「高齢者の認知機能維持」や「障がい者の社会参加」など、福祉・健康の視点を軸にすべきです。 


② 健康づくり・介護予防との連携を 

反応速度や判断力を鍛える「REAXION」や、肢体不自由者でも楽しめる「UDe-スポーツ」など、身体機能の回復やリハビリに資する“福祉型eスポーツ”が全国で広がっています。利根町でも、高齢者教室や介護予防サロンと連携し、「動く」「考える」「笑う」を体験できる新しい健康プログラムとして位置づけることが求められます。 


③ 世代を越えた「共通の遊び場」づくりを 

小学生が高齢者に操作を教えたり、親子で同じチームを組んだり――そんな自然な交流が生まれる仕掛けが必要です。年齢制限ゲームだけでなく、リズム・パズル・協力プレイなど誰でも安心して楽しめるタイトルを導入し、“共通の遊び場”としての環境を整えることが大切です。 


④ 施設を「学びと交流のハブ」に 

オープン時に構想されていた「プログラミング講座」「ワークショップ」などの企画は、町のデジタル教育・ICT推進の拠点として再設計すべきです。子どもから高齢者までが、“遊びながら学ぶ・学びながら交流する”町のデジタル拠点としての役割を果たすことが期待されます。


終わりに

利根町のeスポーツベースは、単なるゲーム体験施設ではありません。

それは、町の未来を支える「健康」「教育」「交流」を結ぶ“新しい公園”になれる可能性を持っています。

町民一人ひとりが安心して参加できる仕組みを整え、

「流行」ではなく「町の資産」として育てていく――

それこそが、これからの利根町に求められるeスポーツの在り方ではないでしょうか。

税金の無駄遣いで終わらせてはいけません。

せっかく整備した設備だからこそ、もう一度原点に立ち返り、

「どうすれば町民の生活福祉に寄与するか」を真剣に考え直す時です。

再検証と再出発――それが、町民の信頼を取り戻す唯一の道です。


※画像1枚目:令和6年度主要事業等の取組状況について(9ページ)より

※画像2枚目:利根町eスポーツベース(令和7年6月1日オープン)

※画像3枚目:UDe-スポーツ(議会で取り上げることに承諾済)

※画像4枚目:UDe-スポーツ種目

※画像5枚目:運動反応測定REAXION(議会で取り上げることに承諾済)

※画像6枚目:REAXIONの体験

※画像7枚目:REAXIONシニア

※画像8枚目:サイバースカッシュ(本来は壁打ち)

※画像9〜12枚目:シニアeスポーツ資料


私が利根町議会でeスポーツベースを取り上げた一般質問は利根町議会YouTubeでご覧いただけます。


◆利根町議会YouTube

https://www.youtube.com/watch?v=XrOynB85HbA 

1:12:21頃から始まります。


長文になりますが、以下に一般質問の文字起こしを掲載いたします。YouTubeで配信されている動画と同じ内容になります。(YouTubeの音声をAIアプリで文字起こししたものですので、読みにくさがあるかと思います。あらかじめ、ご了承ください。)


<令和7年6月5日 一般質問:「健康増進等複合施設のeスポーツベースについて>

○みね山

6月1日にオープンしましたeスポ ーツベースで体験できるゲームタイトルの選定方法と適正性について伺います。

○政策企画課長

それではお答えをいたします。 eスポーツベースで利用できるゲームタイトルにつきましては,現在7タイトルを御用 意しております。選定方法につきましては,無料で利用できるタイトルで,プレーヤー数 の多い人気タイトルであること,広告が表示されていないことなどを基準に選定をしてございます。

インターネット通信を利用するコンピューターゲームにおきましては,プレーするためにゲームのプラットフォームごとにアカウントというものが必要となってまいります。有料ゲームにつきましては,アカウントに購入情報がひもづくようになっているため各端末への用意が難しいことから,冒頭でも申し上げましたが無料で利用できるタイトルであること,プレーヤー数の多い人気タイトルである,そういうものを選んでございます。

 また,適正性につきましては,ゲームタイトルには対象年齢が設定されているものもございます。この対象年齢につきましては,対象年齢未満はプレーができないという意味ではなく,表示年齢以上の内容,表現が含まれているという意味でありまして,ゲームをプレーするためのアカウント作成時点で未成年者に対しては保護者の同意が必要となっており,健康増進等複合施設でのゲーム利用につきましても同様に利用時に提出していただく保護者の同意書をもって保護者の方の同意を得ているとみなして利用していただけるようにしております。 

今後のゲームタイトルの追加につきましては,eスポーツベースの要望等を記入していただける用紙を今現在設置しております。要望が多いタイトルにつきましては,導入のほうを検討させていただきたいというふうに考えております。プレオープンのときに,実際要望がございまして,カードゲームができるようなゲームソフトも現在追加で入れさせていただいております。 以上でございます。

○みね山

すごく細かいことを聞くようで,未成年者は保護者の同意が必要とありますけれども,同意が必要というのは,書面でそこで保護者が許可を得るチェックボックスに入れたり名前を書いたりということでよろしいですか,書面でということでしょうか。

○政策企画課長

書面で行うような形を取っております。ただ,この書面につきましては,ホームページのほうからダウンロードできるような形にもなっております。保護者の方は,お子さんがどういうものをゲームするのかというのを御理解いただいて,書面により同意をしていただいて使用していただくという形を取ってございます。

○みね山

これは保護者の同意がありました,未成年者がeスポーツベース に入りました。その結果どのような状況でゲームをされているかというのは想定されていますか。

○政策企画課長

基本的には,eスポーツベースの中に7台のパソコンが ございまして,利用するときには1人1台ということでゲームをするような形になってご ざいます。そこにマニュアルみたいなものを用意しておりますので,その方が電源を入れ てクリックしていっていただくと,無料のゲームができるという形になってございますの で,その方がそれをどういうようにと言われましても,そういうような形で周りにもほか のお客さんもいる可能性もありますので,その中で楽しんでいただけると思っております。

○みね山

今回質問するに当たりまして,プレオープン記念のときに,式典のときに皆さん御覧になりまして,そこで様々な御意見をいただいております。実際に私も中を拝見しまして,どのようなゲームをやってるのかなということを見させていただきました。7タイトルとおっしゃっていますけれども,この7タイトルのジャンル,カテゴリー,これについてはどのような内訳になっておりますか。

○政策企画課長

シューティングのゲームが4タイトル,あとバトルゲー ムのようなものが,障害物も含めたようなゲームなのですけれども,それが3タイトル,あとカーアクションゲームが1タイトル,あと先ほど申し上げましたカードゲームができるようなものが一つ,その中に四つぐらい入っているのですけれども,そういう形になっております。

○みね山

結構周りの方から厳しい御意見いただきまして,eスポーツベー ス,健康増進等複合施設なので町営じゃないですか。その町営,町が運営する施設で暴力 的なゲームが遊べることに疑問がある。小学生がFPSやTPSをしているようだけれど も,内容を町は把握してるのかという御意見がございます。そのことについて,いかがお考えでしょうか。

○政策企画課長

内容につきましては,当然こちらのほうで確認をさせて いただいて,ゲームのほうは選定させていただいております。基本的に今はやりのゲーム というのはシューティングゲームだったりバトルゲームが多くて,その中でも無料で使え るものということで選定をさせていただいております。また,お子さんの方が利用するに 当たりましては当然保護者の方の御理解をいただけないとできないということで,保護者 の方の同意をいただきながら使用させるという形をさせていただいています。 もともとゲームに関しまして,保護者の中では反対の御意見もございますけれども,そ の中につきましてはお子さんとよく話し合っていただきながら,同意をしていただいてゲ ームを利用していただければというふうに思っております。各家庭の中で引きこもってゲ ームをするということではなくて,時間を決められた中でeスポーツベースでゲームをし ていただいたり,隣に図書館もございますので本を読んでいただいたりとか,また高齢者 の方もいらっしゃったりとか,交流する部分もございますので,そういうような活用として御理解いただければありがたいと考えております。

○みね山

すみません,ちょっと食い下がります。これ,対象年齢と言っているのですけれども,私,eスポーツベースに行ったときに,偶然かもしれないのですけれども,小学生とその保護者がいました。どう考えても小学生なのです,いるのが。(日常的にeスポーツベースを利用している人は、どう考えても小学生、という意味)ゲームタイトルを調べたのですけれども,CERO-C,15歳以上がありまして,CERO-D,これは17歳以上です。さらに IARC16+,これは16歳以上です。というのは,15歳以上,17歳以上,16歳以上が対象となっているゲームが結構ありまして,それを小学生がどうするのかなという懸念があります。ここについてバランスが悪いとしか言えないのです。このシューティングゲーム四 つあって,バトルが三つで,カーアクション一つ,確かに無料で広告が表示されなくてということを考えると,恐らく入れられるゲームは限られてしまって,なかなかタイトル数を増やせなくて困るというのは分かるのですけれども,それでも入れないという選択肢も中にはあったのかなと思うのですけれども,あえて15歳以上,17歳以上,16歳以上のゲームを入れて,町営ということをうたっているというのはいかがかなと思っております。いかがですか。

○政策企画課長

eスポーツベースを御利用される方が低学年の方,そういう方だけということであればそういうことも考えられますけれども,大学生だったりとか社会人の方も,今,eスポーツのほうをやってらっしゃる方も多い時代でございます。 ですので,その中で未成年の方が保護者の方と見ていただいて,同意されないということであれば,その方は申し訳ないのですけれども,そういうふうな部分,遊ばないような形 で対応することをもうちょっと検討していかないといけないとは思いますけれども,基本的には全ての年齢層ができるような形で一応考えておりますので,未成年の方につきましては保護者の同意をいただいて利用していただければというふうに考えております。

○みね山

確かに保護者の同意があればというのがあるかもしれないのですけれども,現状では保護者へ十分な説明がされているとは到底言えないような状況であることは,御理解されていらっしゃいますか。

○政策企画課長

eスポーツベースを利用するに当たって,全ての保護者の方に説明をするということではなくて,保護者の方が自分の子供が遊ぶ場所の確認をし ていただくというような形でお願いをしたいというふうに考えております。

○みね山

一般論を述べさせていただきますと,さすがにそれは町営としてはいかがなものかと思います。民間の施設であれば確かに自己責任かなと思うのですけれども,やはり税金を使って自分たちで選択したゲームに対して,それは遊ぶ保護者が勉強しなきゃいけない,保護者が情報入手しなきゃいけない,それは少しいかがなものかなと私は考えております。ですから,せめて窓口でこのゲームが遊べます,で,このゲームに対してはこのような表現が含まれておりますということを丁寧な説明というのは窓口でした方がよいのかなと思うのですけれども,いかがでしょうか。

○政策企画課長

勉強していただくということを言っているわけではなくて,eスポーツベースのほうで中に入っていただければ,どういうゲームがあるというのは分かるような形になってございますので,そこでまず一度お子さんと一緒に行っていただいて,どういうような形のゲームなのかというのを確認していただければありがたいというふうに考えております。

○みね山

私,実際に行ってファイルを見ましたけれども,何がどのようなゲームかというのは一目見て分からないです。ファイルのことをおっしゃってると思うのですけれども,ファイルを見ては分からないとは思うのですけれども,それともファイルではなくて実際立ち上げてみてくださいということなのでしょうか。

○政策企画課長

ファイルのほうは,あくまでも起動の説明なので,ゲー ムの名前を書いて御自宅のほうでスマホで見ることも可能ですし,またその中で,今,無料で借りられますので,その中で立ち上げて確認をしていただくことも可能ですので,そちらのほうには,どちらでも構いませんので確認をしていただいて決めていただければなというふうに思います。保護者の方が多くて,もうこういうゲームはどうしようもないというような苦情が多くなれば,それはまた削除する方法も今後検討しなければなりませんけれども,利用される方もいらっしゃいますので,その辺につきましては,できれば保護者の御理解をいただければというふうに考えております。

○みね山

これバランスについてはいかがですか。シューティングゲームを四つも入れる必要あるかなと思うのですけれども,いかがでしょうか。

○政策企画課長

今現在,いろいろ先ほども申し上げましたが,無料のゲ ームで使えるものということで,取りあえず7ゲームを入れさせていただいております。 数が多いということで別のゲームが利用できるような形になれば,そういうゲームを入れて,多い部分については減らすということも可能です。ただ,先ほども申し上げましたとおり,全年齢の方が利用されますので,どこかの年齢に12歳以下のゲームしかやらないという形になりますと,それ以上の方が来なくなってしまいますので,そこら辺につきましては,今後いろいろ検討させていただきたいと思います。

○みね山

そうですね,今後検討させてくということなので,検討していただけたらなと思います。あくまで少数意見の留意というのありますので,ぜひこのような貴重な御意見だと思っていただいて,別にほかにもいろいろありまして,実際皆さん職員の方たちは,eスポーツベースに入られたことはありますか。町長,入って実際にゼロ, 全く立ち上がってない状態からやったことはありますか。

○S町長(当時2025年6月時点の前町長S)

私は,トレーニングルーム,eスポーツベースはどうだったかな,入ったけれども全く分からないので,いじらないで職員から後から聞いて,ああ,こういうものかというのを理解しようと思ってるのですが,なかなか時間が取れなくて,今のところまだ,でも,今,eスポーツはテレビのCMでもやってます。子供さん方から高齢者の方まで幅広い勉強になるようなCMでも流れてますので,その中で峯山議員おっしゃること,また職員がおっしゃることと,いろいろ精査しながら,いろいろなルールを決めていけばいいのではないかなと,そういうふうに考えています。

○みね山

ここで,いろいろと説明させていただきたいのですけれども,まず電源ボタンが分からないのです。モニターなのか,デスクトップのパソコンの電源ボタンなのか,まずそれが分からないのです。パソコンを見ても物理的に凹凸ないのです。全部のっぺらとした平面なのです。普段パソコンに携わってる人であれば分かるのですけれども,全くの本当に初めての人,どれが電源か分からないです。まずこれが一つです。

二つ目,立ち上げると英語なのです表示が,EAアカウントが立ち上がりまして,さらにそこチェックボックスが一番最初ログインを保存状態にしておくなのです。それ英語なので理解できない方は,そのまま自分のメールアドレス入力することになるので,ログイン保存されたまま終わっちゃうのです。わざわざチェックボックスを解除するということ を,では誰がするのかなということもあります。 さらに,マウス電源を入れなきゃならないのです。USBを差すじゃないですか。さらにマウスの裏をひっくり返して電源を入れなきゃいけないのです。そこも説明がないので, 分からない人は本当に分からないです。 

そしてキーボード,これも何故か無駄にゲームに特化したキーボードなのでバックスペ ースキーがないのです。そしてデリートボタンもないのです。では,何があるかというと デルボタンがあるのです。デルボタンがバックスペースの代わりになるということを誰が理解できるのですかと,世代間交流とおっしゃいますけれども,本当に対象となっているのが,普段ゲームに携わってる人,パソコンを携わってる人しか分からない仕組みになっているので,もう少し優しい施設にしていただけたらなと思っております。 

そして荷物を置く場所が,ロッカーがありますけれども,やはり貴重品は自分の手元に 置いておきたいので,よくカフェにあるような籠,これを用意していただけたらありがたいなというのと,上着を椅子にかけるとしわになってしまうので,上着かけのパイプハンガーがあったらいいなと,いろいろあります。 

そして,世代間交流というのであれば,私たち議員も最初eスポーツベースできるときに,御高齢の方の脳トレ,認知症予防かなということを少しよぎりました。実際,入ってきたものがあのような単純なPCゲームだったので,少しがっかりしたところがあるのですけれども,今後,高齢化率が50近い利根町で,年配の方たちが増えてますので,ぜひ世代間交流というのであれば,もう少し介護に近いものを導入していただけたらなと思います。

 昨今,UDe-スポーツというものがありまして,今年1月10日にeスポーツフェスタというのがありまして,そこで東京都がeパラスポーツというのをやっていました。そのeパラスポーツの中で,UDe-スポーツというのをやってまして,これ何かといいますと,ボタンを押すだけなのです。いろいろ4種類のボタンがありまして,それを押すだけ。 あとボタンを押す力が必要ないボタンというのもありまして,顔の部分で押したりだとか, 肘で押したりとか,いろいろなところを使って触るということもあります。そのような体が不自由な方でも楽しめるeスポーツというのがありますので,ぜひその導入の検討もしていただきたいということを一つです。 

そしてもう一つ,認知症予防ということでありますと,リアクションシニアというものがあります。これは何かといいますと,動体視力だとか視覚の機能,そして身体動作,これを連動させることで認知機能や反射,反応能力の向上が期待できるというものです。画面にいろいろ色がつきます。明かりがつきます。それを手でタッチパネルでポポポッと押 していくのですけれども,そのようなことで反応速度,反射神経,そして認知機能が向上されるというものです。

せっかくなので,いろいろものがあったほうが世代間交流は楽しいのかなと思います。ぜひ今後の検討課題として,次,予算要望9月なのかなと思うので すけれども,いろいろと検討していただけたらと思います。


みね山のりあき(峯山典明)公式サイト

このウェブサイトは、利根町議会議員(2019.4〜2021.6、2023.4〜現在)みね山のりあき(峯山典明)の公式サイトです。